「岡さんのいえ」を今年のテーマにした世田谷パブリックシアター
「地域の物語」ワークショップも3月末にいよいよ発表会をむかえました。
三軒茶屋のシアタートラムと上北沢にある区民センターで2回発表会が行われ、
それぞれのコースごとに個性溢れる形で「岡さんのいえ」が表現されました。
モーニングコースは、赤ちゃんを背中におぶったたまま演技される方がいたり
とても和やかな様子。岡さんが書き残したレシピを再現した料理を作った様子を
劇にしてオリジナル曲を歌ったり岡さんへの手紙が朗読されました。
金曜日夜コースでは、体を使って岡さんのいえを表現。
岡さんのいえを探検している様子だったり岡さんのいえの
賑やかな空気が舞踏のようなパフォーマンスとして発表されました。
休日コースでは、岡さんに縁のあった賀川豊彦さんの人生ドラマが描かれたり
岡さん自身が登場する一幕も。
その後、現在の岡さんのいえのオーナーや運営委員が劇中の登場人物として出てきたりしたためモデルとなった本人は観ていて少し恥ずかしかったようです。。。
(もう一つのコースである子供コースは私は見られなかったのですが、そちらもとても楽しい舞台だったそうです。)
それにしても、劇を通して観ていると、表現方法こそ違えど岡さんのいえの
持つ温かでどんな人をも包み込むような空気はどのコースでも共通しているように見えます。そして今は天国にいる岡ちとせさんにも出会えたような不思議な感覚がしてきました。
この発表会は収録しているようなので、もし機会があればぜひご覧くださいね。
上記の絵は、劇を見ながら、岡さん運営委員のチャリンコジジことK画伯がライブペインティングしたものです。(ももらっこ)