かつてこの岡さんのいえに暮らしていた岡ちとせさん。
岡さんは、数々の少しハイカラなお料理やお菓子のレシピを遺していかれました。
今後、その岡さんが遺してくださった昭和のレシピを少しずつブログに公開すると共に、
そのレシピを現代に再現した喫茶イベントを開いていきます。
お菓子を再現してくださるのは、パティシエで
「makoto cafe」主宰の太田誠さん。
どうぞお楽しみに!
岡さんのレシピ復刻 まこと喫茶
1月30日(水)17時半~21時
<オーナー小池からのメッセージ>
今回の岡さんのレシピはパティシエ太田さんが試行錯誤してくださいました。
なぜならば、パイ生地の作り方が少し変わっていたからです。
私たちが知っている折り込んでいく作り方ではなくて、
棒状に丸めて外側にバターを塗りまた丸める、を繰り返すやり方が書いてあったからです。
太田さん曰く、これは多分「アメリカンパイ」といって重なる層ではなくビスケットのような生地になるやり方なので、
今回はオーソドックスなパイ生地の作り方にしていただきました。
きっとこの時代は粉の質やらバターの質やら今とは色々違う時代だったのでしょうね。
パイ生地ひとつでも時代が感じられて面白いですね。
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アップルパイ
小麦粉の味と、ナツメグの香りが美味しいアップルパイ
パイ生地
- 強力粉 100g
- 薄力粉 65g
- バター 90g
- 塩 2g
- 冷水 85g
- 強力粉、薄力粉をふるって、塩と混ぜておく。
- 1の粉の中でバターを1cm角位にする。
- 2に冷水を入れて、粉に水分を吸わせて、押し付けるようにして一つにまとめる。(練らないようにする)冷蔵庫の中で40分以上休ませる。
- 3を20cm×80cm位に伸ばし、三つ折り。もう一度伸ばし、四つ折りをする。冷蔵庫の中で40分以上休ませる。
- 4と同じ事を繰り返し、40分以上休ませる。
- 5を2mmに伸ばし、パイ型に敷きこみ、蓋になる生地を作る。フォークで生地に穴をあけておき、40分以上休ませる。
- 6にリンゴ煮を詰めて、190℃で35分~40分焼く。
りんご煮
- りんご(ふじ) 小さい物なら3個、大きい物なら2個
- 砂糖、バター 共に皮をむいた、りんごの重さの10%
- ナツメグ りんごの重さの0.5%
- りんごの皮をむき、鍋に並べて砂糖、バターを入れて煮る。
- りんごが柔らかくなったら、ナツメグを混ぜて冷やす。