夏休みに上北沢小学校で開かれたサマースクール。見守り隊員が先生となる絵画教室と囲碁教室が開かれました。
サマースクール時には、見守り隊員先生のアシスタントとして奮闘した早稲田大学のインターン生北村さんに絵画教室の報告をお願いしました。
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「絵画教室」報告
前半の低学年の教室では、写生を行いました。まず、準備体操でリラックスした後に見守り隊員の小塚さんから「丸を描いてください。」と いう指示が出ます。 紙からはみ出すくらい大きな丸を描く子や、小さな丸を描く子もいます。そのあとは本格的な写生のスタートです。対面にいるお友達の顔をよく見ながら 似顔絵を描いていきます。続いて、机の上にひまわりや野菜が置かれ、描きたいものを自由に描いていきま す。机の上にない野菜でもOKです。
友達と一緒におしゃべりしながら楽しく描いている子供たちの姿が印象的でし た。学校の先生にとっても 「普段は見られない子供たちの姿が見れた、よい機会だった。」と言っていただ きました。
後半の高学年の教室では、キャラクターデザインをしました。今の子供たちは「○○をしなさい。」という具体的な指示を待ちがちで、 自ら自由な発想で行動する機会は多くはありません。また、「勉強」という意識 が働くと、 正解・不正解の判断にとらわれがちなようにも感じます。この時間はそのような 枠組みを取り払い 子どもたちに自由なストーリーを頭の中で考えてもらい、そのストーリーの主人 公とその主人公が住んでいる家を描いてもらいました。最初は不慣れなせいか、なかなか書き出せない子もいまし たが、低学年の教室とは対照的に 子どもたちは自分の頭の中にあるストーリーのもと、真剣に黙々と絵を描いてい ました。
描き終えたら、全員がどんなストーリーを考えてその絵を描いたのか発表しました。 魔法使いやUFOなど子どもたちならではのストーリーがそこにはありました。
早稲田大学3年 北村真澄