岡さんのいえのクリスマス奮闘記

12月23日(祝)、今日は、いよいよ岡さんのいえのクリスマスだ。

思えば、クリスマス担当の地引さんと、三軒茶屋のせたがや文化財団音楽事業部へ共催の申し入れに行ったのが4月ごろ。雨の降る寒い日だった。それから幾度となく足を運び、また先方からも来ていただき、今日を迎えた。

途中からは世田谷パブリックシアターの参加もあって岡さんのいえ、パブリックシアター、音楽事業部(通称 せたおん)の三者のコラボによって実現したクリスマス会。

ほんとうにお客さんに喜んでもらえるだろうか?いや、何より来てくれるだろうか?

期待半分、不安半分で、13:30からの第一回の開演を待った。

募集は岡さんのいえとパブリックシアターのウエブを通じての申込み。一回目、二回目それぞれ20名づつ。一回目は、途中で締め切ったほどだが、二回目が集まらない。ところが前日に一気に定員に。しかし、困ったことが。

スタッフ分を入れるとティータイムに予定していたお菓子(岡さんのいえ名物ブラウニー)が足りなくなる。その日夕刻大慌てでお菓子づくり名人にTEL。「うえまつさ~ん、もうブラウニーつくったァ?」「これからで~す」「すみません、増やしてくださ~い」で、なんとか落着。(ところが、結局申し込み以外の方も訪れ、ブラウニーはさらに足りなくなりスタッフの一部の口には入らず。もちろん私も。ざんねん。)

当日のプログラムは一部がパブリックシアターによる短編劇の上演。かってこの家に住んでいた岡ちとせさんが残したクリスマスのための劇の台本(三本のもみの木)をパブリックシアターのメンバーが探し出し、それをアレンジして劇にした。かわいいちびっこの出演もあり大喝采。

第二部はテルミンとピアノの演奏。テルミンというとちょっと馴染のない方もいると思うけど、なんでもロシアで生まれた世界最初の電子楽器だそうな。本体に取り付けられたアンテナから電波が出ていてそれに手を近づけたり、遠ざけたりすることでなんとも美しいメロディーが奏でられる。これには、子どもたち、いや大人も興味津々。テルミン体験タイムには我先に手が上がった。〆は”あわてんぼうのサンタクロース”の大合唱だ。奏者の佐藤さんおつかれさま。

参加数は岡さんのいえ運営委員、パブリックシアター、劇の出演者、それに申し込みの方、申し込みが以外の方も、一回目、二回目あわせてのべ80名ほど。外は、北風で寒かったが、岡さんのいえはぽかぽか。皆さん、ほんとうにありがとうございました。来年のクリスマスでまたお会いしましょう。

岡さんのいえクリスマス担当  o i e