岡さんのいえとは

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このいえには、かつてこのまちのokasan子どもたちに英語やピアノを教えていた「岡さん」という女性が暮らしていました。昔の楽しい思い出とともに残ったこのいえ。「地域の方や子どもたちのために役立ててほしい」そんな岡さんの想いを受け継ぎ、(財)世田谷トラストまちづくりの支援事業「地域共生のいえ」としてオープンしました。

岡ちとせさんの生涯
1907年(明治40) 仙台市で生まれる
1946年(昭和21) 外務省勤務
1948年(昭和23) 占領下の沖縄へ派遣
1949年(昭和24) 上北沢へ転居
1952年(昭和27) 近隣のこどもたちに英語・ピアノを教え始める
2006年(平成18) 敬虔なクリスチャンとして神のもとへ召される

 

岡さんのいえ オーナー小池良実からのメッセージ

昭和のお茶の間へようこそ

子どものころから時々訪れた大叔母さんのいえ。

いつも紅茶とケーキと笑顔で出迎えてくれた岡さんのいえ。地域の子ども達に英語とピアノを教え、人のにぎわいが常にあったこのいえ。けれどそれは、個人的な、あまりに個人的な私の記憶。結婚せず、子どももいらっしゃらなかった岡さんが遺したこのいえ。最初はこんな私的なことに、賛同してくださる方っているのだろうか。私一人で何ができるのだろう、そう思っていました。

けれど、ふたを開けてみたら様々な偶然の巡りあわせが重なって、たくさんの方に支えていただき、運営に携わっていただき、現在があります。

こんなことってあるのだな。

そんな感慨がよぎります。岡さんが書き残したお菓子のレシピを再現してくださる方、古ぼけた写真から謎を解き明かしてくださる方、お庭の手入れをしてくださる方、今ではそれぞれの場所を楽しんでくださっている感さえあります。

けれど、遺したいえを維持していく、というのはやはり大変です。どうかこの絶滅危惧種な私たちの活動を皆さんで見守り、支えていただけたらと願う次第です。

最後になりましたが、世田谷トラストまちづくり財団の皆様、トラストまちづくり大学卒業生の皆様、さまざまなかたちで岡さんのいえと出会い、力を貸してくださる皆様に心から感謝いたします。